太宰治記念館「斜陽館」

 四連休が終わり、いつもなら賑わう時期なのですが、
今年は例年とは違う空気感。
7月も下旬、気が付けばサルスベリやムクゲの花が
咲いていて、真夏なのだと思う今日この頃。
蝉も、鳴いたり鳴かなかったりで、どうしたらいいのか
迷ってるような。
道端には、黄色い月見草が、今を盛りに咲いています。
 
 老婆も何かしら、私に安心してゐたところがあつたのだらう、ぼんやりひとこと、
「おや、月見草。」
 さう言つて、細い指でもつて、路傍の一箇所をゆびさした。さつと、バスは
過ぎてゆき、私の目には、いま、ちらとひとめ見た黄金色の月見草の花ひとつ、
花弁もあざやかに消えず残つた。
 三七七八米の富士の山と、立派に相対峙あひたいぢし、みぢんもゆるがず、なんと言ふのか、
金剛力草とでも言ひたいくらゐ、けなげにすつくと立つてゐたあの月見草は、
よかつた。富士には、月見草がよく似合ふ。
                             太宰治『富嶽百景』


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 青森は、たまに梅雨明け宣言が出ない年があり、
終わらない梅雨なのか、
そろそろ終わる梅雨なのか、
今日も雨。
気温が低めで西風があるので、
何とか昼の暑さも一時のことと、
我慢ができるぐらいの
過ごしやすい夏日和です。

 田んぼの稲は、そろそろ出穂の時期だと思うのですが、
今年は、何やら背丈が低いような気がします。

雨に濡れる記念館北庭の苔です。

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 満目の稲田。緑の色が淡い。津軽平野とは、こんなところだったかなあ、
と少し意外な感に打たれた。その前年の秋、私は新潟へ行き、
ついでに佐渡へも行ってみたが、裏日本の草木の緑はたいへん淡く、
土は白っぽくカサカサ乾いて、陽の光さえ微弱に感ぜられて、
やりきれなく心細かったのだが、いま眼前に見るこの平野も、
それと全く同じであった。私はここに生れて、そうしてこんな淡い薄い風景の
悲しさに気がつかず、のんきに遊び育ったのかと思ったら、妙な気がした。
青森に着いた時には小雨が降っていたが、間もなく晴れて、いまはもう薄日さえ
射している。けれども、ひんやり寒い。
                                     太宰治『帰去来』

太宰さん、今年は、「ひんやり寒い」夏です。

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本日は、四連休の最終日。
本当は『オリンピック』で
世界中が盛り上がっていたはずのこの夏。
目に見えないウイルスで
こんなにも変わってしまう脆い日常。
さっきまで降っていた雨も上がりました。
気分を変えて「斜陽館」へいらっしゃいませんか?
 
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玄関で手を消毒したらいざ憧れの空間へ

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 お客様が手を触れそうな所をゴシゴシ‥‥

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階段の手摺も
 
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廊下の欄干も
 
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あっちもこっちも
 
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スタッフが交代で拭いております。
館内はあらゆる窓を開け放し
心地よい風が通り抜けてとても爽やかです。
今から「斜陽館」へ出かけませんか?
 

 

 













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