太宰治記念館「斜陽館」

2020年10月

 昨日は、霰が降りました。
とうとう初冬です。
例年だと、11月の初め頃なのですが、
今年は、やや早いようです。
霰が降る時や、雪が降る時は、
冷え込み具合で、何となく
そろそろかも、という予感がよぎります。
里の紅葉は、始まったばかり。

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緑と紅と黄色が織りなす里の錦。
春の萌黄色から初夏の新緑、夏の深緑、
そして一年を締めくくる紅と黄色。
そろそろ、木々たちの冬休み。

 私は、十年振りに故郷の土を踏んでみた。わびしい土地であった。凍土とうどの感じだった。毎年毎年、地下何尺かまでこおるので、土がふくれ上って、白っちゃけてしまったという感じであった。家も木も、土も、洗いさらされているような感じがするのである。路は白く乾いて、踏み歩いても足の裏の反応は少しも無い。ひどく、たより無い感じだ。
「お墓。」と誰か、低く言った。それだけで皆に了解出来た。四人は黙って、まっすぐにお寺へ行った。そうして、父の墓を拝んだ。墓の傍の栗の大木は、昔のままだった。
                                    太宰 治『帰去来』

店頭には、赤いポインセチアが並び始めました。
もう少しで、クリスマス。


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GO TOキャンペーンが始まり、来館者に「地域共通クーポン券が使えますか?」と聞かれるようになりました。
ごめんなさい。当記念館はお取り扱いしておりませんでした。
もしも少し足を延ばしていただけるようなら、太宰ゆかりの地の一つ "赤い屋根の喫茶店「駅舎」”、
”太宰治疎開の家”へお立ち寄りください。クーポン券が使えます!
そして近くのスーパーさんも使えます!しかも青森県でしか買えない名産品⁉がお手頃価格で買える場所なのです。
まずは、私のお勧め第1位「源たれ」
源たれ
焼き肉のタレですが、様々な料理に使える万能調味料なのです。辛いのとかソフトな感じの味もありますが、これが定番の味です!

第2位 イギリストースト
       イギリストースト
工藤パンさんのロングセラー商品です。
マーガリン+砂糖=ジャリジャリ感がたまらないのです。
ただし、賞味期限が短いため、旅先でのおやつとしてお求めくださいね。

第3位 焼きそばバゴーン
バゴーン



湯切りする時、お湯は捨てないで!スープに使います。
マルちゃんさんの商品なのに青森県にしかないらしい・・・と聞いていましたが
これは東北・信州限定商品のようです。
関東・関西方面の方には喜ばれる一品です。
軽くて賞味期限も長いのでお土産に最適ですが、ちょと「ガザ」になるのが気がかりです。
?「ガザ」って? 「かさばる」という意味です。

青森県の観光旅行、楽しんでくださいね~



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  今日は 最高気温12℃でとても寒く 吹き込む風の冷たさが

  身に染みて~などと言ってる場合ではないのです

  冬に備え 津軽魂で身も心も鍛えておきましょう 

  
  最近 お客様によく聞かれます 

  「この家紋は何て言うんですか?」

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  津島家の家紋  鶴丸 です  プリントされたTシャツ

  4色(各2,500円 税込)で その他

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  赤と紫の風呂敷(各1,600円 税込)

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  缶バッジ(150円 税込) にも

  太宰治記念館でしか購入出来ないオリジナル品です

  お土産にいかがですか 



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  予報通り 時間帯によっては 激しい雨

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        今年は 降り始めると短時間で終える 通り雨が多かった

        27日は読書週間という事で 太宰の作品を読んでみませんか 

        ちなみに太宰の作品ベスト3は

          1 人間失格

          2 斜陽

          3 走れメロス

        参考にしてみて下さい 
        
        

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 朝からの雨。
秋の雨は、一雨毎に気温がさがります。
雨は、みぞれとなり、霰になり、
そして雪に変わります。
もう、そんな時期なのですね。
店頭には、来年のカレンダーや占いの本が
並び始めました。

 昨年末からコロナ騒ぎで、
マスクをしていて、顔の見えない世の中になってから、
かれこれ一年。
パンドラの匣を開けたような現状ですが、
冬が来れば、やがて春が巡って来るように、
匣の底に、希望が残っていることを信じて。

日常が、非日常になる時、
無意識にあった日常というものが、
どんなに有難いものだったかに気付きます。


 それはもう大昔からきまっているのだ。人間には絶望という事はあり得ない。人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。正直に言う事にしよう。人間は不幸のどん底につき落され、ころげ廻りながらも、いつかしら一縷いちるの希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。それはもうパンドラの匣以来、オリムポスの神々にっても規定せられている事実だ。楽観論やら悲観論やら、肩をそびやかして何やら演説して、ことさらに気勢を示している人たちを岸に残して、僕たちの新時代の船は、一足おさきにするすると進んで行く。何の渋滞も無いのだ。それはまるで植物のつるが延びるみたいに、意識を超越した天然の向日性に似ている。
                                  太 宰治『パンドラの匣』
 
 最近、女王蜂が越冬場所を探しているのをよく見かけます。
落ち葉の下には、蛹で越冬する虫たちや蛙。
今年も、一年が終わろうとしています。



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