太宰治記念館「斜陽館」

2022年01月

お客様には大変な
ご迷惑をおかけいたしますが、
新型コロナウイルス感染予防対策に伴う
 臨時休館のお知らせです。

  期間 2022年1月21日(金)
         ~1月31日(月)まで
        
昨年の終わり頃から、ようやく世の中が落ち着き、
ここ「斜陽館」にも、太宰ファンの方々が戻りつつあったのですが、
残念ながら、3度目の臨時休館になってしまいました。
あちらこちらから、春の知らせが届く頃に
また、お会いしましょう🌸

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津軽弁「どんでもコロナだのインフルだのさかがらねんで、
    まむしぐして、まんだきてけろじゃ~!!せばっ
訳  「とにかくコロナウイルスやインフルエンザなどに
    充分注意し罹患しないようにして、健康にも留意して、
    またお出でくださいね!!
    では元気な姿で、またお会いしましょう

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昨日、宮中において歌会始めが行われました。
13年ぶりに青森県人が入選し、宮中に招かれたそうです。
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しかも太宰治の生家のことを詠っていたのには驚きました。
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斜陽館に 少しゆがんだ窓ガラス 津島修治も 見てゐたはずの
                          青森県 高橋圭子さま
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少年時代の太宰治は、きっと見ていたと思います。
今でも記念館に残る歪んだガラスは、多くの来館者の目を惹きつけます。
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太宰が少年時代や疎開時代に訪れていた芦野公園にも
かつて宮中で詠まれた短歌の碑が建てられてあります。
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さなぶりの 踊り子たちは 花笠の 鈴をならして 朝の路地ゆく
                       中村 精逸
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昭和49年、お題は「朝」、旧金木町の方で喜良雄という雅号で活動していた
歌人の作品です。
太宰治の文学碑や銅像に向かう途中にありますので、ぜひ立寄ってみてくださいね。
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金木(かなぎ)の水道水はとても美味しい。
東に位置する中山山脈から引いているこの水は
ほとんど薬剤が使われていない清水です。
蛇口を捻るといつでもおいしい水が飲める幸せ…。

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「ある晴れた秋の昼過ぎ、私は新しい厨の南側の戸をあけて
外に出てみた。燐家との間の空地に思いがけず泉があって
びっくりした。玉のような水がきらめきながら、こんこんと 
噴き上がり噴きこぼれて流れになっていて‥‥。」
              美知子夫人の「回想の太宰治」より
戦時中、太宰の故郷金木に疎開していた美知子夫人は『水』の
おいしさにとても感動していたようです。

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  津軽弁「まんず金木の水だばめーよ。めへやで売ってらんずより
      たんげめーんず。こんどいっけぇ飲みにこいへ~
  訳  「本当に金木の水はおいしいですよ。店頭で売っている
      飲料水よりもよほど美味なんです。
      今度いちど飲みに来てくださいね~

今日も津軽平野にこんこんと降り続ける真っ白な雪。
この雪もいつか誰かののどを潤すおいしい水になるのだろう❄



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 今日は土用の入り 冬土用とも呼ばれていて
風邪に注意といわれてるそうです
大寒(1/20日)を控えての心の準備でしょうか

「津軽の雪」のことが出てましたが
お昼頃 しんしんと降ってました 

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  わた雪が降り積もる南庭

今日来館されたお客様は
旅館時代(昭和25年~平成8年)の46年間に
来られなかったそうで 興味深い年月だったようです

修復・復元工事を終えて平成10年から太宰治の生家は
太宰治記念館「斜陽館」として一般公開しております
 是非お越し下さいね 


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私事ではありますが、密かに誕生日を迎えました。
年が増えて喜ぶ年齢でもありませんので密かに・・・なのです。
1月16日は、弘前出身の作家・葛西善蔵の誕生日でもあります。
太宰の作品に「善蔵を思ふ」という短編小説がありますが、
それは葛西善蔵さんのことらしいのです。でも作中には
善蔵さんらしき人が登場しないのです。
名誉挽回と意気込みすぎて逆に醜態をさらしてしまった作中のD(太宰)は、
破滅型の人生を送った同郷の先輩を重ねたのかも知れないですね。
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太宰治の誕生日は 6月19日、この小間で生れました。
太宰治は、同じ誕生日の見ず知らずの詩人から手紙をもらい、
「これをご縁に、一夜、吞まないか」とお誘いを受けたそうです。
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私は返事を出した。
「僕は、つまらない男であるから、
逢えばきっとがっかりなさるでしょう。
どうも、こわいのです。明治四十二年六月十九日生れの宿命を、
あなたもご存じの事と思います。
どうか、あの、小心にめんじて、おゆるし下さい。」
割に素直に書けたと思った。 
                        「六月十九日」
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