太宰治記念館「斜陽館」

2022年08月

ふるさとの 山に向かひて 言うことなし ふるさとの山は ありがたきかな by啄木

津軽人にしてみれば、ふるさとの山=岩木山だと思うのですが、金木近辺で生れたスタッフMは、なんとなく馬禿山がふるさとの山なのです。
2004馬禿山
カタカナの「ハ」の字に禿げた山を「マハゲ」と呼ぶらしく、ハの字だから「ハハゲ」ではないのか?という疑問を持ちながら子供時代を過ごしました。マハゲ=馬禿山と書くのを知ったのは大人になってからのことです。
実はこの町には義経伝説があるのです。
奥州平泉で自害したといわれている源義経が、伝説では生き延びて、北へ亡命中に蝦夷地へ船で渡ろうとし、まだこの地が海だったため、船がぶつかって禿げたといわれています。
ヨシツネ説
また、弁慶の乗った馬があまりに速く走り、曲がりきれず山を蹴ったときの足跡ともいわれているそうです。
ベンケイ説
また、山の中に冷泉が湧く「湯の沢」という場所に村人が近寄ると墨衣の大男が現れ「ここは汝等俗人の来るところではない、ここは高貴の方が住んでいるところであるからとっとと帰れ」と追い返したといい伝えられているのです。
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その墨衣の大男とはもしや・・・謎ですね。

さて、ここ最近ふるさとの山「マハゲ」の景観が変わっていることにショックを受けているのです。
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「ハ」の字ではないのです!
植林されたのでは?と山の近くをウロウロしてみたら・・・
とうとう見つけたのです!!!
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ちょっと禿の部分が小さいのですが、馬禿山です。人の話によると、周りの木々が伸びて見えづらくなっているだけで、我がふるさとの山「マハゲ」はそこにありました。


『 花を見る
  花を思う
  花を見ず
  花を思わず    太宰治 』

花が大好きだった 太宰治
彼の小説には、沢山の花たちがそれぞれに作品を彩っています

太宰治の生家に咲く色々な花
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幼い頃から、たくさんの花に囲まれて育った修治少年は
皆に愛される心優しい人になりました。


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 ようやく雨から抜け出したようなお天気です。
長い、雨の夏でした。
稲穂がこうべを垂れ、吹く風に秋を感じる頃。
それぞれの場所、それぞれの日常。
それぞれの空。
今日の金木の空です。

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今日の雲は、何となく心惹かれる雲。


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    後三日で9月ですね
朝夕の涼しさと 心なしか日も短く感じられます
今年の夏は雨が多く うだるような暑さは
何日あったでしょうか
我が家の庭や畑も 草ぼうぼうでジャングルのようでした
ここ数日でヤットコサ追いついたかな
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当館のお庭も 庭師さんによってすでに
ジャンボ刈る(津軽弁訳=頭髪をカット)で庭の木々も
綺麗にカットされてます
 行く夏 来る秋 

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 秋の虫の音が、日毎に高らかになってきました。
季節のはざま、晩夏と初秋が行ったり来たり。
蝉は、夏を惜しむように鳴き、
秋の虫たちに食べられたシソの葉が、
穴あき模様に。
雨と湿度と暑かった夏。
今年の夏は、そんな夏でした。
今朝、色付き始めたナナカマドを見かけました。
津軽の短い秋の訪れです。
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北庭のカエデも、秋色に染まり始めました。


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